部分休業のメリット・デメリットは?
部分休業の取得を考えているけど、取得した時に何かデメリットはあるのかな?
こんにちは!しょこらです。
私は4歳と2歳のこどもを保育園に通わせながら夫とフルタイムで働く教育公務員です。
部分休業30分を取得しながら小学校に勤務しています。
勤務先と保育園が遠い場合や、子育て中でも生活にゆとりを持ちたい時に便利な制度である部分休業。
時短勤務にするほどではないけど…というときにちょうどいい制度です。
部分休業の詳しい制度説明についてはこちらの記事を参考にされてください。
今回は、部分休業を取得して感じたメリットとデメリットについて書いていきます。
部分休業のメリット
ゆとりのある生活
夫婦共働きでの子育てはなかなかしんどいです。それも、両親共にフルタイム勤務となると通勤時間も含めてかなりの時間を仕事に割くことになります。
朝の時間やお迎えの時間で1時間でも休みが取れれば、
- 子どもの成長に欠かせない睡眠時間が確保できる
- 1番に登園、最後にお迎えを回避できる
- 親の疲れが和らぎ、笑顔で子どもと過ごせる
こういったメリットがあります。子どもとの時間を充実させたい方にはとても便利な制度です。
弾力的に制度を利用できて大幅には給料が減らない
自治体により異なるのですが、私の勤務先では15分ごとに休業時間を設定することができます。
私は30分取得していましたが、2時間取得している人もいます。
部分休業は休んだ分だけ減給されますので、毎日休めば最大値減額ということになります。
しかし、減額されない場合があります。
- 年次有給休暇を取得した場合
- 夏季休暇や子育て支援休暇等特別休暇
- 出張先へ直行する場合
この場合には、減額されず給料が支給されます。
また、取得する時間によっては、ボーナスの減額はなく、全額支給されます。
毎日の届出が不要
取得すると決めたら、校長先生や事務職員に相談して、教育委員会へ届出をします。
一度届け出てしまえば、年次有給休暇のように毎回の届出は必要なく、出退勤時間が変更するような形です。
年次有給休暇は給料が出る休みであるという点で魅力的です。しかし、1時間単位しか取れず、毎日の届出も必要なため、毎日使うには使いづらいと言えるでしょう。
部分休業のデメリット
給料が減る
部分休業は年次有給休暇とは違い、休んだ分だけ給料が減る制度です。
そのため、休めば休むほど楽にはなりますが、給料が減ります。
まぁ、そんなにたくさん休めるほど、仕事がないなんてことはありませんよね。
残業になった場合、教員は残業代が出ないので、部分休業を取得して給料が減り、残業を無給でするという本末転倒な状態になってしまいます。
仕事量と部分休業を取得する時間はバランスを考えた方が良いでしょう。
良い評価をもらえる可能性が下がる
悲しいことに、学校はまだ長時間働いた方が頑張っていると評価される世界です。
何をしているかはさておき、長時間働いている=やる気がある
とみなされてしまうのかなと思います。
校長も職員を評価しなければならない難しい立場でしょう。
時間きっかりに帰る職員と給料は出ないのに時間外も頑張る職員を比べるとそちらを良い評価にしたくなるのでしょうね。
実際、私は4回の評価中、B・B・B・Aという評価でした。
おそらくですが、
Dがもっとがんばろう、Cががんばろう、Bが普通、Aが良い、Sが大変良い
と、こんな感じでしょうか。
評価はボーナスに影響するので良いに越したことはありませんが…。
正直、評価は評価する人に気に入られるかどうかで業績や努力とは別の次元にあると感じています。
同僚とコミュニケーションを取る時間が減る
小学校の場合ですが、担任は朝から夕方までほとんど教室で過ごすので、朝の時間外か夕方の会議からしか交流がありません。
そのため、部分休業を取得して勤務時間が短くなると同僚とコミュニケーションを取る時間がかなり減ります。
コミュニケーションが少ないながらも協力的に仕事をして良好な関係をきずかなければならないでしょう。
仕事と家庭の両立は制度とマインドの両方を整える必要があります。マインド面についてはこちらを参考にされてください。
まとめ
今回は、部分休業のメリットとデメリットについて書いていきました。
部分休業のメリットは
部分休業のデメリットは
実際に取得している私としては、上記のようなメリットとデメリットを感じています。
他にも、それぞれの状況に応じて色々なメリットとデメリットがあるかも知れませんね。
今回、メリットはすぐに出てきたのですが、デメリットはなんとか絞り出して3つという感じでした。
悩まれている方に、少しでも参考になれば嬉しいです。
それでは!